2009/09/30

スズキのオーブン焼き


さて問題です。写真のおかしな点はなんでしょう?

正解は頭が右側に来ていること。と、妙に体が反っていること(笑)。
ル・クルーゼで肉料理、魚料理をするとやたらくっついてしまうのはうちだけでしょうか?魚の表になる方に焼き目を付けてひっくり返すつもりが・・・・。ばっちり底にくっついて、ひっくり返せなくなってしまいました。(で、しょうがなくオーブン焼きに変更。)

なぜ魚がこんなにも反り返っているのか。正解はこちら。

まっすぐなままお鍋に入らなかったんです・・・・。

パプリカのリゾット


元レシピではスカモルツァ・アッフミカートというスモークチーズを使っていますが、近所のスーパーでスモークチーズが見つからなかったので普通のとろけるチーズで作りました。

インパクトのない見た目ですが、チーズ味がこってりでたまに食べたくなる味。おばあちゃんにも夫にも好評でした。夫は「すごい美味しい。海老かなんかが入ってたらパーフェクト」と。セロリ、玉ネギ、赤パプリカを入れたんですが、確かに見た目が寂しいですね(笑)。

前菜は市販の牛肉のカルパッチョ。スペインでは生ハムは普通に食べるのに、生肉、生魚には抵抗のある人が結構います。夫はカルパッチョは食べますが、その他の肉はミディアムからウエルダンでないと抵抗があるようです。(私は赤々としたレアを食べたい肉食獣タイプ(笑)。)友達の中にはレストランで出てきたお肉を焼きが足りないと言って3回厨房に送りかえしたツワモノもいます。以来、お肉で有名なレストランに行くたび「彼には肉じゃなくて炭を頼め」というジョークが飛び交います。

参考 「お米で新鮮イタリアン」
p.26 煙のリゾット

雑穀と豆のパン


「手づくりがおいしい、雑穀と豆のパン」
著者:藤田千秋(ふじたちあき) 出版社:文化出版局 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:60

中はこんな感じです。

パンつながりで以前ご紹介した「休日のお昼は手づくりパンで」の続編をご紹介します。

家庭用のパンから市販っぽいパンという基準でランク付けするとしたら「すぐできる90分の本格パン」、「休日のお昼は手づくりパンで」、「雑穀と豆のパン」、「超本格パンが100分で焼ける!」の順番かな。
「すぐできる90分の本格パン」がいかにも家庭で焼けそうなパンのレシピ集だとしたら、「休日のお昼は手づくりパンで」は家庭向けでありながらもう少しだけ手が掛かるレシピも載っている感じ。「休日のお昼は手づくりパンで」にも雑穀パンはありますが、「雑穀と豆のパン」は全て雑穀パンになった分、思いついたらすぐに作れるわけではありません。その分やや敷居が高い感じ。そして「超本格パンが100分で焼ける!」は名前の通り、たたくとコンっと音がしそうなプロっぽいセミハード&ハードパンです。

あれこれ粉を揃えるのが面倒くさい!という方は取り敢えず雑穀なしでも作れるレシピの多い「豆入りパン」を、雑穀パンを作りたい方はライ麦粉とグラハム粉か全粒粉のいずれかをそろえるとよいかと思います。
以下、ライ麦粉、グラハム粉、全粒粉についての説明を「休日のお昼は手づくりパンで」と「超本格パンが100分で焼ける!」から抜粋します。

「休日のお昼は手づくりパンで」より。
ライ麦粉 ライ麦を殻ごとひいた粉。独特の香りがあり、ドライフルーツやナッツ類とよく合う。
全粒粉 小麦粉を殻ごとひいた細挽きの粉。かみごたえのあるどっしりとしたパンになる。
グラハム粉 小麦粉を殻ごとひいた粗挽きの粉。細挽きの全粒粉と比べて素朴な食感が得られる。
「超本格パンが100分で焼ける!」より。
ライ麦粉 ライ麦を製粉したもの。独特の風味があり、食物繊維やミネラルが豊富で栄養価が高い。
グラハム粉(全粒粉) 小麦を胚芽のついたまま製粉したもの。細挽きと粗挽きがあるがこの本では粗挽きを使用した。薄力粉のグラハム粉もあるので、購入するときに強力粉であることを確認して。

つまり、全粒粉とグラハム粉は食感に違いが出るものの代用可能。雑穀パンのちょっと重くてつまった感じが好きな人は全粒粉を、香ばしくざっくりした焼き上がりが好きな人はグラハム粉を買えば良いかと思います。
ライ麦粉はやや酸味があり慣れないと食べづらいともいいますが、ハーブやバターを加えたり、ライ麦粉の量を小麦粉の2割程度に抑えれば問題ありません。(たぶん。)本書ではライ麦粉の割合が粉の1~2割になっています。

「休日のお昼は手づくりパンで」も本書も巻末にパンの材料一覧表があるので、手元にある材料で作れるパンを探しやすく、また、パン作りの手順はばっちり、という方なら、このページだけコピーしておけば本を引っ張り出さなくてもパン作りが楽しめますよ。

<目次>
つぶつぶ雑穀パン special grain & cereals bread
同じ配合で四つの胚芽パン(胚芽食パン/黒大豆入り胚芽パン/セサミテーブルロール/うず巻きロール(きな粉ロール/ココナッツロール/松の実とけしの実ロール))/五穀パン/もちきびパン/豆入りもちきびパン/セモリナパン/トマト入りセモリナパン/ベリー入りオートミールロール/アプリコットブランブレッド/コーンブレッド/チーズ入りコーンロール/オレンジ風味のけしの実パン

豆入りパン bean bread
枝豆フォカッチャ/あずきパン/ひよこ豆パン/黒豆食パン/緑豆パン/キャラメルクリームと白花豆のパン/キャラメルとクリーム入りうずら豆パン/オレンジの香りの白いんげんパン

ライ麦粉のパン rye bread
ライ麦パン/ひまわりの種入りライ麦パン/レモンパン/スパイスブレッド/オニオンベーコンロール/干し柿パン/アールグレイ風味のプルーンパン/バナナパン/ライ麦あんパン

全粒紛のパン whole wheat bread
全粒紛ベーグル(プレーンベーグル/セサミベーグル/シナモンレーズンベーグル)/ポテトブレッド/レンズ豆入りポテトブレッド/かぼちゃパン/レーズンナッツパン/ピスタチオ入りりんごパン

グラハム粉のパン graham bread
くるみパン/いちじくパン/ピーナッツロール/さつまいもパン/グラハムクロワッサン/デニッシュ食パン/一口サイズのデニッシュペストリー(アンチョビークロワッサン/トマトパイ/ソーセージロール/アニススティック/チーズスティック/マロンパイ)

米の粉を使ったパン rice powder bread
きな粉クランブルパン/ぺたんこセサミブレッド/チーズ入りセサミブレッド/わくわくダッチブレッド/けしの実あんの玄米ロール/メープルシロップ味のモンキーブレッド/キャラメルモンキーブレッド

パンによく合う雑穀と豆類
材料一覧表

東南アジアの人気パン


「味は一番、見た目は二番-東南アジアの人気パン」
著者:田辺由布子(たなべゆうこ) 出版社:文化出版局 価格:1,400円(税別)
掲載レシピ数:37
パン 19レシピ
パンに合う料理 18レシピ

中はこんな感じです。

家で食べるんだから美味しければいいのよ、という方にぴったりな東南アジアのパンの本。田辺由布子さんの前作2冊がとても良かったので迷わず購入しました。

田辺由布子さんが東南アジアで見たパンは「形が小さくても焦げていても同じ値段」。思わず笑ってしまいました。作る工程からグラムを量る日本では考えられない光景だそうですが、スペインは東南アジアよりです。さすがに焦げてるパンは売っていませんが、毎日同じパンを買っているのにパンの大きさ、形が違うなんて当たり前。
ユーロになってからはお釣りがちゃんと返ってきますが、通貨がペセタだった頃はスーパーでお釣りの端数が返ってこない、もしくはレジの人に「端数はいいよ」と言われることも普通でした。大らかというかいい加減というか(笑)。

この本には5種類の基本生地とそのバリエーション、発酵時間に作れるエスニックなお料理が載っています。
基本生地は4ページに渡って写真入りで説明があり、バリエーションも4~7枚の工程写真があるのでパン作りが初めての人でも安心して作れると思います。粉の量は作りやすい200gが基本です。

<目次>
細かいことは、気にしない!
1めんどうなこと一切なしで、必ずできるヴェトナム風クロワッサン
クロワッサン生地バリエーション(シュークル/ココナッツパン/コーンパン)

発酵時間でできるクロワッサン生地に合う料理
フルーツのシロップ漬けサンド/フルーツグリル/ドリンク各種/セロリとピーナッツのサラダ

2フランス粉がなくても大丈夫ヴェトナム風フランスパン
フランスパン生地バリエーション(くるみパン/バターフランス/花巻)

発酵時間でできるフランスパン生地に合う料理
バインセオのサンド/金時豆のサンド/牛肉の薄切りサラダ

3全粒粉初心者に贈るタイの全粒粉のパン
全粒粉生地バリエーション(ベーコンパン/オリーブパン/オニオンパン)

発酵時間でできる全粒粉生地に合う料理
パナシェ/鶏肉とミントのサラダ/えびと卵のスクランブルエッグ/ガイヤーン

4やさしい甘さ、やわらかさがほかにはないタイの食パン
食パン生地バリエーション(キャラウェイパン/ポケットパン)

発酵時間でできる食パン生地に合う料理
野菜の甘酢ソテー/鶏ひき肉の卵焼き/フルーツオープンサンド

5何にでも合う、大活躍、オールマイティーのインドネシアのバターロール
バターロール生地バリエーション(レーズンパン/チーズ三つ編み/チョコ食パン)

発酵時間でできるバターロール生地に合う料理
バリソーダ/もやしとピーナッツの辛いサラダ/ポテトサラダパン/トマトと魚のスープ

パン作りの材料
東南アジアの調味料、その他
もしものときのお助けチャート

超本格パンが100分で焼ける!


「超本格パンが100分で焼ける!」
著者:田辺由布子(たなべゆうこ) 出版社:文化出版局 価格:1,400円(税別)
掲載レシピ数:28

中はこんな感じです。

私のお気に入り「すぐできる90分の本格パン」の続編です。
「90分の本格パン」では粉の量が200gで6~8個に成形するレシピがほとんどだったんですが、こちらは粉の量300gで1個のパンに成形するレシピが基本です。

この本で初めて作ったパンは分量を間違えたのかこねてもこねてもまとまらず、2回目のパンはまともに焼けたもののあまりの巨大さにびっくり(笑)。いろんな意味で思い出のある本です。
家族は美味しいと言ってくれたものの、何度焼いても写真のようなカリッとした感じには焼きあがりませんでした。この本の写真はお店で見る憧れのハードパンそのもの。パン好きならきっと「自分でこんなパンが焼けたらなぁ・・・」と遠い目になりますよ。
オーブンを手に入れたら再度チャレンジしたい本です。

<目次>
家庭で気軽に本格パンを!
粉の味を楽しもう
基本のパン フランスパン
成形のいろいろ

セミハードパン
ヨーグルトブレッド/ミルクブレッド/レーズンブレッド/ハードブレッド/セサミブレッド/バターオートミールブレッド/ベーコンエピ/ライ麦ブレッドライトタイプ/胚芽ミックスマイルドタイプ/グラハム&コーンブレッド/胚芽ブレッド/バターグラハムのエピ/黒糖ブレッド

食べ方いろいろ

ハードパン
グラハムブレッド/オートミールミックスブレッド/オリーブブレッド/ハニーブレッド/タイムブレッド/フランスミックスブレッド/カントリーブレッド/くるみ&オートミールエピ/ライ麦ミックスブレッド/コーンブレッド/胚芽ミックスブレッド/キャラウェイブレッド/ライ麦ブレッド/グラハムのエピ

失敗なしのパン作り Q&A
道具
材料

2009/09/29

人気のパスタ103


「おうちでシェフ味 人気のパスタ103」
著者:- 出版社:世界文化社 価格:1,200円(税別)
掲載レシピ数:103+37レシピ

中はこんな感じです。

こちらはパスタを中心にまとめたイタリアンシェフのレシピ集です。パスタだけかと思いきや、プラス一品の料理レシピが37レシピ載っています。

この本のレシピは既にいくつか試してみたんですが家族に評判上々で大満足です。この本のレシピで初めて作ったパスタは、夫が一口食べて「美味しいね、これ」と言いメインもそっちのけでパスタをおかわりしました。(パスタが付け合せの日ですよ、念のため。)おうちでシェフ味シリーズは教科書シリーズと並んで私の中でかなりポイント高いです。

ソース別になっているので、その日の気分と手元の食材でレシピが選べるのも便利。
「イタリア料理のレシピがバランスよく欲しい」という方には「おいしい基本のイタリアン」を、「とにかくパスタが大好き、でも他の料理も載ってたら嬉しい」という方にはこちらをお勧めします。でも安くてレシピ数が多いので2冊あってもムダにならないと思いますよ(笑)。

<目次>
シェフ紹介
本書のきまり

人気のパスタ
パスタのゆで方完全マスター
ロングパスタ編(スパゲッティ、カッペリーニ)
ショートパスタ編(ペンネ、ラザニア)
平打ちパスタ編(タリアテッレ、手打ちタリアテッレ)

● トマトソースのパスタ
基本のトマトソース(スパゲッティ・ポモドーロ)
シェフ競作スパゲッティ・ポモドーロ(じっくり煮込んだポモドーロ/フレッシュトマト入りポモドーロ)
パルミジャーノ・ポモドーロ/アマトリチャーナ/ペンネ・アラビアータ/アンチョヴィとオリーブのトマトソース/生クリーム入りトマトソースのフェットチーネ/モッツァレッラトマトソースのリングイーネ/なすのトマトソーススパゲッティ/ツナとトマトのスパゲッティ/長ネギとセロリのスパゲッティ/エリケの菜園風/スパゲッティ・ペスカトーレ/たこのミンチソースのスパゲッティ/ジータのいわしソース/小柱ときのこのリングイーネ、温泉卵のせ/生トマトソースのスパゲッティ

● 卵・クリーム・チーズのパスタ
スパゲッティ・カルボナーラ/海の幸のカルボナーラ・スパゲッティ/リガトーニのゴルゴンゾーラソース/スモークサーモンのフェットチーネ/きのこのクリームスパゲッティ/菜の花と生ハムのクリームタリアテッレ/ほうれん草とスパゲッティのグラタン/ポルチーニ茸入りクリームソースのエリケ/赤ピーマン入りホワイトソースのペンネ/うにとクリームのタリオリーニ/からすみと生クリームのタリオリーニ/えび入りカレークリームソースのフェットチーネ/鮭とトマトクリームのリングイーネ/魚介類とブランデークリーム和えスパゲッティ

● ガーリックオイルのパスタ
スパゲッティ・ペペロンチーノ
シェフ競作スパゲッティ・ペペロンチーノ(クリスピー・ペペロンチーノ/アンチョヴィ・ペペロンチーノ)
炒めきのこのアーリオ・オーリオ/スパゲッティ・ヴォンゴレ/ドライトマトとキャベツのスパゲッティ/野菜たっぷりのリングイーネ/ブロッコリーのオレッキエッテ/菜の花とアンチョヴィのペンネ/キャベツとアンチョヴィのスパゲッティ/ブロッコリーとパン粉のブカティーニ/八百屋さんのフジッリ/ねぎまのスパゲッティ/たこのスパゲッティ/かきとクレソンのスパゲッティ/卵のスパゲッティ・プッタネスカ

● バジルソースのパスタ
基本のバジルソース(バジルソースのタリアテッレ)
バジルソース入りラザニア/くるみソースのタリアテッレ/エドキアーノ風スパゲッティ

● ミートのパスタ
基本のミートソース
ミートソース・スパゲッティ/リガトーニのグラタン/ボローニャ風サラダ/黒豚とオリーブのスパゲッティ/パッパルデッレの鶏のミートソースがけ/鶏レバーのスパゲッティ/牛レバーのヴェネツィア風リングイーネ/豚ひき肉とかぶのフジッリ/豚肉のラグーのマカロニ/豚ひき肉とレンズ豆のラグーパスタ/サルシッシャとブロッコリーのスパゲッティ/コンビーフ・マカロニ/パンチェッタとゴルゴンゾーラのタリアテッレ/生ハムとルーコラのスパゲッティ

● 魚介のパスタ
いか墨のスパゲッティ/オイルサーディンのスパゲッティ/いわしのムニエルであえたブカティーニ/白菜と白魚のスパゲッティ/白身魚とルーコラのパスタ/かにとレタスのスパゲッティ/いかのラグーのコンキリエ/帆立貝とにんじんのリングイーネ/小かぶと小はまぐりのリングイーネ/あさりとブロッコリーの茎のオレッキエッテ/あさりとほうれん草のスパゲッティ/キャベツと中トロのペンネ/焼きたらこのスパゲッティ

● 冷製パスタ
あさりとあさつきの冷たいカッペリーニ/トマトの冷たいカッペリーニ/焼きナスの冷たいパスタ/冷製カッペリーニのペスカトーラ/鯛のタルタル入り冷製フェデリーニ、ジェノヴァ風

● スペシャルソースに挑戦!
バーニャカウダ/ポロねぎのピュレ/ソフリット
有機野菜のしゃっきりパスタ/くたくた野菜のオレッキエッテ/豚ひき肉とキャベツのスパゲッティ/スペアリブとかぶのペンネ/黄にらと甘鯛のタリオリーニ/ほっき貝とトレヴィスのスパゲッティ

● はじめての手打ちパスタ
基本のタリアッテッレ
すずきのタリアテッレ/ほうぼうとじゃがいものカネロニ/生ハムと野菜のクリームコンキリエ/リコッタとほうれん草のラヴィオリ/サン・ロレンツォ風トルテッローニ

● 手作りニョッキ
じゃがいものニョッキ(セイジ風味バターソースのニョッキ)/かぼちゃのニョッキ/ほうれん草入りニョッキ/黒オリーブとトマトで和えたニョッキ/ニョッキ入りミネストローネ/トマトソースのニョッキ/フレッシュトマトの冷製ニョッキ

● プラス1品の料理レシピ
牛肉のカルパッチョ/帆立とかぶのミルフィユ仕立て/しまあじの刺身仕立て、マスタード風味/たらのマヨネーズサラダ、トマト添え/まぐろのタルタル/海の幸のサラダ/トマトとモッツァレッラのサラダ/野菜のカポナータ/トスカーナ風パンと野菜のサラダ/鶏ときのこのサラダ/ピーマンのマリネ/なすのマリネ/クロスティーニ各種(ヴィチェンツァ風たらのパテ/たこのナポリ風/生ハムのムース/鶏レバーペースト/トスカーナ風)/ミートソース詰めトマトのオーブン焼き/キャベツとかきのオーブン焼き/ほうれん草のスフレ/アスパラガスのミラノ風グラタン/きのこのグラタン/バルサミコ酢でマリネしたトマトのグリル/アーティチョークと魚介のフリット/レンズ豆の煮込み/ピッツァ風イタリアン・オムレツ/じゃがいもとベーコンのバターソテー/トスカーナ風トマトスープ/香草とじゃがいものスープ/鶏手羽肉のカチャトラ/地鶏のクリーム煮/ポルペッティーネ/豚肉のソテー、キャベツとソーセージ添え/地鶏とじゃがいものロースト/すずきの包み焼き、ハーブの香り/さばのソテー/さんまの香草焼き

おいしい基本のイタリアン


「おうちでシェフ味 おいしい基本のイタリアン」
著者:- 出版社:世界文化社 価格:1,200円(税別)
掲載レシピ数:126
前菜 33レシピ
パスタ 29レシピ
リゾット 4レシピ
ピッツァ&パン 12レシピ
スープ 6レシピ
魚料理 14レシピ
肉料理 18レシピ
ドルチェ 10レシピ

中はこんな感じです。

こちらも「人気のビストロごはん」と同じくシェフのレシピをまとめたレシピ集です。
うちにはスペイン料理の専門シェフ(おばあちゃん、92才)がいるので、私は基本的にスペイン料理以外を担当しています。とは言っても食材と難易度からイタリアンになることが多いんですよね(苦笑)。イタリア料理の本なら何冊あってもいいか~、とネットで大評判のこちらと「人気のパスタ103」を買ってきました。イタリア料理って気取りがなくてドカンと量が多いところがスペイン料理に通じるような気がしませんか?

「おいしい基本のイタリアン」と「人気のパスタ103」で、パスタはかぶらないの?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、かぶるレシピはあってもレシピを提供しているシェフが違うので私個人としては問題なしです。2冊揃えるとシェフのレシピ比べができますよ(笑)。以下は参考まで。

「おいしい基本のイタリアン」 VS 「人気のパスタ103」
ポモドーロ(山田宏巳シェフ) VS じっくり煮込んだポモドーロ(奥村忠士シェフ)
フレッシュトマトのスパゲッティ(渡辺陽一シェフ) VS フレッシュトマト入りポモドーロ(辻智一シェフ)
アマトリチャーナ(山田宏巳シェフ) VS アマトリチャーナ(落合務シェフ)
ペンネ・アラビアータ(山田宏巳シェフ) VS ペンネ・アラビアータ(落合務シェフ)
ナスとトマトのスパゲッティ(山田宏巳シェフ) VS なすのトマトソーススパゲッティ(落合務シェフ)
カプレーゼのリングイーネ(落合務シェフ) VS モッツァレッラトマトソースのリングイーネ(落合務シェフ)
スパゲッティ・アーリオ・オーリオ(原宏治シェフ) VS スパゲッティ・ペペロンチーノ(澤口知之シェフ)
スパゲッティ・ヴォンゴレ(山田宏巳シェフ) VS スパゲッティ・ヴォンゴレ(澤口知之シェフ)
ブロッコリーのオレッキエッテ(高橋弘行シェフ) VS ブロッコリーのオレッキエッテ(澤口知之シェフ)
スパゲッティ・カルボナーラ(吉川敏明シェフ) VS スパゲッティ・カルボナーラ(小林幸司シェフ)
ゴルゴンゾーラのペンネ(鮎田淳治シェフ) VS リガトーニのゴルゴンゾーラソース(味岡儀郎シェフ)
いか墨のスパゲッティ(日高良実シェフ) VS いか墨のスパゲッティ(味岡儀郎シェフ)
ジェノヴァペーストのリングイーネ(小林幸司シェフ) VS バジルソースのタリアテッレ(カルミネ・コッツォリーノシェフ)
トマトの冷たいカッペリーニ(山田宏巳シェフ) VS トマトの冷たいカッペリーニ(山田宏巳シェフ)
ミートソースのタリアテッレ(片岡護シェフ) VS ミートソース・スパゲッティ(落合務シェフ)
ラザニア(片岡護シェフ) VS ボローニャ風ラザニア(落合務シェフ)
じゃがいものニョッキ、トマトソース(片岡護シェフ)VSトマトソースのニョッキ(落合務シェフ)

<目次>
シェフ紹介
本書のきまり

1 前菜
カプレーゼ/ズッキーニのエスカベッシェ/カポナータ/ペペロナータ/マッシュルームのサラダ/赤、黄ピーマンとモッツァレッラチーズ/カリフラワーとブロッコリーのソテー/レンズ豆のサラダ/白いんげんの煮豆/揚げナスのバルサミコ酢風味/野菜サラダのバーニャカウダ風/グリーンアスパラガスと卵のオーブン焼き/米ナスのパルマ風グラタン/きのこのフリット/真鯛のカルパッチョ/たこのサラダ/小えびとアボカドのカクテル/生牡蠣のカクテルソース/帆立貝のカルパッチョ、ツナソース仕立て/あさりのトマト煮/小えびとブロッコリーのカラブリア風/あじとトマトのオーブン焼き/いかと白いんげん豆、ルーコラの温製サラダ/帆立貝とマッシュルームの温製サラダ/ノルウェー産サーモンのタルタル風/牛肉のカルパッチョ、ルーコラ添え/鶏レバーのソテー白いんげん豆のピュレ/肉のテリーヌ/クロスティーニ3種/ズッキーニ、じゃがいも、トマトのフリッタータ/アランチーニ

2 パスタ&リゾット
ロングパスタ(スパゲッティ)のゆで方
ショートパスタ(ペンネ)のゆで方
冷製パスタ(カッペリーニ)のゆで方
ポモドーロ/アマトリチャーナ/ペンネ・アラビアータ/うにのトマト風味スパゲッティ/ナスとトマトのスパゲッティ/あじのトマトソースパスタミント風味/カプレーゼのリングイーネ/フレッシュトマトのスパゲッティ/ドライトマトとあさりのスパゲッティ/スパゲッティ・アーリオ・オーリオ/スパゲッティ・ヴォンゴレ/いわしのパスタ/ブロッコリーのオレッキエッテ/そら豆とからすみのオレッキエッテ/スパゲッティ・カルボナーラ/小えびのクリームソーススパゲッティ/ゴルゴンゾーラのペンネ/いか墨のスパゲッティ/ジェノヴァペーストのリングイーネ/ルーコラのピュレパスタ/トマトの冷たいカッペリーニ/イタリアンカラーの冷たいカッペリーニ/小柱とトマトのカッペリーニ
手打ちパスタに挑戦!タリアテッレ
ミートソースのタリアテッレ/アーモンドとルーコラのタリアテッレ/きのこソースのタリアテッレ/ラザニア/じゃがいものニョッキ、トマトソース/ポルチーニのクリームニョッキ/ルーコラのリゾット/ゴルゴンゾーラのリゾット/かぶとあさりのリゾット/生牡蠣とセロリの柔らかリゾット

3 ピッツァ&パン
基本のピッツァ生地
マルゲリータ/ロマーナ/ルーコラと生ハムのピッツァ/4種のチーズのピッツァ/サルシッシャとブロッコリーのピッツァ/漁師風ピッツァ/ピッツァ・クアットロ/カルツォーネ/リピエーノ・フリット/グリッシーニ/フォカッチャ/ゼッポリーネ

4 スープ
ミネストローネ/マカロニ入りかきのチャウダー/はまぐりとポロネギのスープ/卵とチーズのスープ、ローマ風/トマトの冷たいスープ/かぶのひんやりスープ

5 魚料理
まながつおの香草パン粉焼き/殻つき帆立貝のチーズパン粉焼き/すずきの蒸し物赤ピーマンソース/かれいのソテー/サーモンソテー、セージ風味のバターソース添え/ケッカソースの漬けかじきまぐろのソテー/舌びらめのロール焼きアンチョヴィソース/切り身魚のフィオレンティーナ/めかじきのトマト煮/きんめ鯛のソテー、ケイパーソース/いわしのオーブン焼き/切り身魚のパン粉焼き、きのこソース/鯛の切り身、地中海風/かさごのアックアパッツァ風

6 肉料理
コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ/牛こま切れ肉と玉ネギのトマト煮/牛フィレの肉の網焼き、ペスト・ジェノベーゼ風味/牛フィレ肉のソテーゴルゴンゾーラソース/牛肉のパン粉焼き/鶏肉の狩人風/若鶏のマレンゴ風/鶏肉と野菜の煮込み/鶏肉の悪魔風/鶏胸肉のソテー、バルサミコソース/鶏肉のローズマリーソテー/肉だんごのトマト煮/豚ロース肉と白いんげん豆のトマト煮/豚肉のソテーレモンソース/豚フィレ肉のシチリア風/りんごソースのポークソテー/豚肩ロース肉の串焼き、フェンネル風味/サルティンボッカ

7 ドルチェ
ティラミス/シチリアオレンジと桃のフルーツゼリー/オレンジとグレープフルーツのスターダストゼリー/パンナコッタ、いちごソース添え/カタラーナ/コーヒー風味のセミフレッド/チョコレートのスフレ/かぼちゃのプリン/リコッタチーズのタルト/トスカーナ風揚げ菓子

イタリア料理の基本スタイル
イタリアワインはおいしい、おもしろい!
イタリア食材ナビゲーション(パスタ、ハーブ、野菜、加工品・調味料、肉・魚、チーズ)
ショップリスト

2009/09/28

人気の麺・ご飯料理


「料理ならおまかせ 人気の麺・ご飯料理」
著者:- 出版社:世界文化社 価格:1,200円(税別)
掲載レシピ数:240

中はこんな感じです。

日本、アジアの麺料理、ご飯料理が240種類も載っているお得感ばっちりの一冊です。

スペインでは売っているお米も日本みたいに美味しくないし、ご飯を主食におかずを食べるという発想がないので、お米は普通、炊き込みやリゾットにして食べます。(うちでは付け合わせとして炒飯や混ぜご飯も出しますが、一般家庭でご飯を付け合わせにするのかは疑問。おばあちゃんは唯一ミートボールを作るときだけ白いご飯を炊きます。)
でも炒飯なんて片手で数えるほどしかバリエーションがないし、混ぜご飯って言っても日本のカラーが濃く出ると二人ともあんまり食べなそうだし・・・。まぁとにかく、少しでもおばあちゃんと夫がご飯好きになってくれたらなぁ、というわけでご飯料理のマンネリ解消に買ってきました。

それから麺料理。私が麺好きなので、たまにうどんやビーフンを作ったりするんですが、こちらも自分のバリエーションのなさには愕然(苦笑)。いつも似たような具で無難な味付けになっちゃうんですよね。。。 
この本で変化のある食卓になるのを期待してます。

写真はきれいですが、オシャレ感はなし。コストパフォーマンスを求める主婦向けの本です(笑)。

<目次>
1 麺料理
うどん・そば・そうめん
● うどん
きつねうどん(関西風うどんつゆ)/牛肉の甘辛煮うどん/ピリ辛味噌うどん/鶏しいたけの卵とじうどん/カレーうどん/けんちんうどん/鍋焼きうどん/焼きうどん/ピリ辛焼きうどん/冷やしおろしうどん/ピリ辛ごまだれうどん/アボカド納豆うどん/ごましゃぶサラダうどん
● そば
ざるそば野菜と干物の素揚げ添え(そばつゆ(つけつゆ)/簡単かえし)/たたき鴨そば/にしんそば/きのことろろそば/豚肉入り野沢菜そば/山のたぬきの冷やしそば/かき揚げおろしそば/納豆おろしそば/もずくひじきそば
● そうめん
ごちそうそうめん(そうめんのつゆ2種)/菜麺/納豆漬け物そうめん/冷麺風そうめん/いり卵とトマトのそうめん/具そうめん/ぶっかけそうめん/柚子風味のアジア麺/ツナキムチそうめん/ピータンそうめん/パスタ風梅肉そうめん/ハムと青じそのそうめん/チャンプルー風そうめん/鯛にゅうめん/帆立にゅうめん/えびのタイ風にゅうめん/ジャージャーそうめん/手作りほうとう/味噌煮込みきしめん/揚げ卵きしめん

中華麺(汁そば・あえそば・冷やしそば・焼きそば)
鶏の煮込みスープそば/坦坦麺/汁なし坦坦麺/酸辣湯麺/あっさり汁ビーフン/白身魚のあんかけそば/鶏ささ身の坦坦麺/豆腐入りキムチラーメン/ごま味噌ラーメン/チリトマトヌードル/稲庭うどんの鶏細切り麺/中国風かきそうめん/長崎ちゃんぽん/沖縄そば/ピリ辛ジャージャー麺/きのこあえそば/ねぎそば/鶏肉の冷やしそば/冷やし中華/えびの焼きそば/野菜入り焼きビーフン/四川風田舎焼きそば/広東風煮込みそば/オイスター風味焼きそば/豚細切り肉の焼きそば/卵入りあんかけそば/長崎皿うどん

アジア麺
鶏肉のフォー/トムヤムクンヌードル/パッタイ/冷麺/温麺/ビビン麺/冷たい豆乳麺/南ベトナム風うどん/卵のせ焼きビーフン/あさりのビーフン/タイ風魚団子入り麺

2 ご飯料理
炊き込みご飯・おこわ・混ぜご飯
● 炊き込みご飯
鶏五目炊き込みご飯/まつたけご飯/たけのこご飯/鯛めし/グリーンピースご飯/かやくご飯/たこの炊き込みご飯/かきご飯/帆立貝柱と厚揚げの炊き込みご飯/かにご飯/うなぎとごぼうの炊き込みご飯/里芋と鶏ささ身の炊き込みご飯/湯葉めし/中国風菜めし/トマトの炊き込みご飯/ゆり根ご飯/しょうがとツナの炊き込みご飯/豚挽き肉ともやしご飯/土鍋炊き雑穀ご飯/栗とさつまいもの黒ごまご飯
● おこわ
栗おこわ/赤飯/山菜おこわ/きのこおこわ/いかめし
● 混ぜご飯
簡単混ぜご飯3種(油揚げと三つ葉の混ぜご飯/干しえびとザーサイの混ぜご飯/しば漬けとしその混ぜご飯)/五目混ぜご飯/うなぎの混ぜご飯/油揚げと鶏挽き肉の甘辛ご飯/ひじきご飯/あさり菜めし/かに壬生菜めし/豆腐ときゅうり炒めのご飯/えびマヨご飯/焼き豚とザーサイの混ぜご飯/混ぜチキンライス/ベーコンとクレソンの混ぜご飯/ナッツの混ぜご飯/牛肉とにがうりのカレー風味ご飯/わかめご飯/高菜漬けご飯/菜めし/新しょうがご飯/鮭のお手頃混ぜご飯
● 口に入れるとふわっとほぐれるのが理想 おにぎり
基本の三角おにぎり/簡単バリエーション(鮭フレークの三角おにぎり/いり卵の俵形おにぎり/大根葉の丸型おにぎり)/お手軽おにぎり(昆布の佃煮おにぎり/漬物おにぎり/干しえびおにぎり/じゃこおにぎり/新茶おにぎり/葉とうがらしおにぎり)/焼きおにぎり3種(濃口しょうゆだれ/白味噌だれ/赤味噌だれ)/焼きおにぎり茶漬け/きつね焼きおにぎり/ザーサイおにぎり
おにぎりによく合う簡単漬け物3種(キャベツのもみ漬け/かぶのレンジ漬け/セロリの酢漬け)

お粥・雑炊・お茶漬け
白粥/七草粥/小豆粥/玄米粥/鶏雑炊/にらと卵の味噌雑炊/力雑炊/そば米雑炊/深川めし/鯛茶漬け/スープ茶漬け/冷や汁/お茶漬けアイデア10品

丼物
親子丼/牛丼/かつ丼/天丼/かき揚げ丼/きじ焼き丼/鮭とイクラの親子丼/夏野菜の卵とじ丼/鮭菜丼/かに玉丼/しいたけとそぼろ丼/うな玉丼/まぐろの味噌和え丼/かきの照り焼き丼/まぐろの漬け丼/さばのごまじょうゆ丼/えびとアボカドのピリ辛丼/豚キムチ丼/にぎやか納豆丼/焼き鶏ときゅうりの辛み丼

すし
五目ちらしずし(すしめし)/かつおの手こねずし/太巻きずし/細巻きずし/いなりずし/裏返しいなりずし/オープンいなりずし/さばの棒ずし/小鯛と漬け物のちらしずし/干物ちらしずし/あなごちらし/新ごぼうずし/アボカドのカリフォルニアロール/韓国風海苔巻き/茶巾ずし/はまぐりの潮汁
おすしによく合うおすまし3種(豆腐と三つ葉のすまし汁/かき玉汁/きのこ汁)

中国&アジアご飯
肉入りちまき/黒こしょう風味の蒸しご飯/台湾風おこわ/白身魚入り中華粥/あさり入り中華粥
ふんわりパラパラが実現!大満足チャーハン13レシピ
卵チャーハン/ほうれん草チャーハン/酸辣チャーハン/えびチャーハン/いかチャーハン/納豆チャーハン/ガーリックチャーハン/うなぎとにんにくの芽のチャーハン/かまぼこ入り梅チャーハン/じゃこチャーハン/鮭と青じそのチャーハン/福建チャーハン/かにあんかけチャーハン
ビビンバ(もやしのナムル/ほうれん草ナムル/ぜんまいのナムル/にんじんポックム)/キムチの炊き込みご飯/もやしご飯/カルビクッパ/ナシゴレン/ナンプラーご飯/白身魚のお粥

洋風ご飯
オムライス/スクランブルオムライス/チキンドリア/あさりドリア/ツナドリア/いろいろきのこのリゾット/パルミジャーノチーズのリゾット/えびピラフ/肉団子の焼きリゾット/ライスコロッケ

麺とご飯料理をおいしく作るための基礎
●うどん・そば・そうめんの種類とゆで方
●基本の中国調味料
●アジアの味と香り・米麺
●ご飯をおいしく健康的に(種類と炊き方(白米・雑穀と玄米))

麺とご飯料理、下ごしらえの基本
基本のだし
基本の鶏がらスープ
野菜の切り方
下準備いろいろ

薬味と香味野菜

麺にもご飯にも万能な具いろいろ
油揚げの含め煮/ピリ辛肉味噌/沖縄風豚の角煮/天ぷら/かき揚げ/温度卵/鶏そぼろ/しいたけの甘煮/かんぴょうの甘煮/いり卵/蒸し鶏 

人気のビストロごはん


「おうちでシェフ味 人気のビストロごはん」
著者:- 出版社:世界文化社 価格:1,300円(税別)
掲載レシピ数:123

中はこんな感じです。

帰省前にインターネットで評判を読んで、教科書シリーズと並んで是非購入したいと思っていた一冊。15人のフレンチシェフが提供するレシピをまとめた、家庭で作りやすくおもてなしにも向くビストロレシピ集です。
中には「え?それってフレンチなの?」というレシピもあるんですが(パエリア、スパニッシュオムレツ、クラブハウスサンドイッチ、ギリシャ風サラダ、ガスパチョなどなど)、「フランスでも人気」だったり、「フランスでもよく食べる」ものであれば取り敢えずOKみたいです(笑)。

家庭でも作りやすいと謳っているだけあって材料も作り方も比較的シンプル。各レシピには調理のコツや代用品などChef’s adviceが付いていて参考になりますよ。

後半のサラダ&スープ、デザートはあまり感動もなく割りと普通、肉料理、魚料理が充実しているのが購入の決め手です。私の中で今ホットなフランス料理の本といえば「イチバン親切なフランス料理の教科書」なんですが、「フランス料理の教科書」は手の掛かる料理が多く、毎日家庭で食べるフレンチというわけにはいきません。その点、「人気のビストロごはん」はレシピ数も多く、懲りすぎていないので普段使いに向いています。

<目次>
今度の週末はビストロごはん
魚が主役の春のビストロ晩ごはん
鯛のポワレ、サラダ仕立て ソース・ピストゥ添え/ずわいがにとアヴォカドのタルタル/ホワイトチョコレートのムース/パンまたはご飯

鶏肉が主役の夏のビストロ晩ごはん
鶏肉のモロッコ風/たことえびのマリネ/冷たいトマトのスープ/バターライス

豚肉が主役の秋のビストロ晩ごはん
豚肉のロースト/きのこと白身魚のフリットマリネ/紅茶のプディング/パンまたはご飯

牛肉が主役の冬のビストロ晩ごはん
ステーキ/サーモンのマリネ/焼きリンゴのアイスクリームのせ/パンまたはご飯
コラム 食卓を彩るフランスのパン

肉料理
鶏肉のレモンクリーム煮晩ごはん(ニース風サラダ/ご飯)/鶏肉のヴィネガー煮晩ごはん(キャベツのスープ/シーザーサラダ/パンまたはご飯)/ポークソテー/牛ロースのステーキ、リヨン風/レモン風味のローストチキン/鶏肉のパイ包み焼き/鶏肉の悪魔風/若鶏のソテー、野菜添え/田舎風ビーフシチュー/鶏肉のクリーム煮、おばあちゃん風/鴨肉のソテー、黒こしょう風味/ラムのクスクス/オックステールのポトフー/タルタルステーキ/鶏肉のカレー煮込み/豚肉のトマト煮込み/牛肉のビール煮/牛肉の赤ワイン煮込み/ロシア風ハンバーグ/ビーフストロガノフ/ロールキャベツ/白い野菜と豚バラ肉の煮込み/ソーセージとレンズ豆の煮込み/シュークルート/チキンカレー/スパイシーポークカレー

簡単前菜
カナッペ/パテ・ド・カンパーニュ/アーティチョークとハムのサラダ/スモークサーモンときゅうりのマヨネーズクリーム和え/帆立貝のタルタル、スモークサーモン巻き

魚介料理
白身魚のボンファム晩ごはん(季節野菜のテリーヌ/パンまたはご飯)/かれいのムニエル晩ごはん(あさりのクリームスープ/パンまたはご飯)/パエリア/ブイヤベース/あじのエスカベーシュ/鯛のカルパッチョ、香草風味/車海老のベニエ、ニース風/鮭のヴァプール、バターソース/帆立貝のポワレ、赤ワインソース/いわしとトマトのグラタン、プロヴァンス風/銀だらのムニエル/鯛のロースト、ポルトガル風/大正えびの温かいサラダ/かきのフラン、香草風味/帆立貝のグラタン/ムール貝のワイン蒸し

野菜料理
ラタトゥイユ/じゃがいものニョッキのグラタン/コロッケ/じゃがいものガレット/新じゃがいものアルザス風/ポンヌフ/じゃがいものピュレ/玉ネギのタルト、アルザス風/豚バラ肉と白いんげん豆の煮込み、カスレ風/なすとトマトとズッキーニの重ね焼き/なすのキャヴィア風/きのこのクリーム煮/マッシュルームのグラッセ/とうもろこしのガレット/さやいんげんのバター煮/彩り野菜のバター煮/バターライス

ビストロ風ブランチ
オムレツ/きのこ入りオムレツ/スパニッシュオムレツ/キッシュ・ロレーヌ/クラブハウスサンドイッチ/クロック・ムッシュ&クロック・マダム/タルティーヌ
コラム 料理に使うチーズいろいろ

サラダ&スープ
リヨン風サラダ/えびとアヴォカドのサラダ/マセドワンヌサラダ/じゃがいもとツナのサラダ/マリネタイプのサラダ3種(キャベツのマリネ/きゅうりのマリネ/紫キャベツの酢漬け)/いろいろ野菜のギリシャ風サラダ/トマトサラダ、白いドレッシングで/アンディーブのサラダ/たことじゃがいものサラダ/にんじんのラペ/さやいんげんのサラダ/ブロッコリーのサラダ/ピーマンのサラダ/マッシュルームのサラダ/オニオングラタンスープ/にんじんのポタージュ/きのこのスープ/スープ・ピストゥ/そら豆のポタージュ/ブロッコリーのポタージュ/ヴィシソワーズ/ガスパチョ
コラム 基本のドレッシング
コラム マヨネーズ

デザート
パパイヤのテリーヌ/タルト・タタン/マルキーズ/クレープのオレンジバター風味/クレーム・ダマンド、フルーツ添え/クレーム・ダンジュー/バナナのムース/マンゴーとパイナップルのココナッツリキュール/いちごのヨーグルト添え

Column
あると便利、ないと困る道具いろいろ
ビストロごはんのだしとソース1 フォン・ド・ヴォー
ビストロごはんのだしとソース2 鶏のブイヨン
ビストロごはんのだしとソース3 ホワイトソース
食材使いこなし事典
パータ・フォンセの作り方
シェフのお店紹介

シンガポールヌードル


私のお気に入り、服部真湖さんの本から。
「調味料がいろいろ入っていて面倒に見えるかもしれませんが、これが複雑でおいしい味になるポイントなのでぜひ試してくださいね」というコメントどおり。ヌードルを和えるソースには11種類の調味料が入ります。あんまりたくさん調味料を混ぜていると「大丈夫かなぁ」と心配になってしまうんですが、本当に複雑でおいしいソースになるんですよ。
本によると本来のシンガポールヌードルはカレー味なんだそうです。こちらはピーナッツバターの味が利いているのでアメリカバージョンかな?

日本ではピーナッツバターって普通のスーパーで売ってると思うんですが、スペインではあまり一般的ではないようです。夫に「ピーナッツバターって知ってる?」と訊いたら「アメリカの映画とかドラマによく出てくるよね」と。ははは、確かに。私の中でもアメリカ人ってピーナッツバターが好きそうなイメージです。
結構野菜が入るのに夫が食べてくれるので私は大満足。意外なことにこのヌードル、おばあちゃんのお気に入りです。

参考 「みんなうきうき!テーブルいっぱいのレシピ」
p. 70 シンガポールヌードル

喝采!家カレー


[喝采!家カレー-いつものルウだけで。うまさ新境地。」
著者:水野仁輔(みずのじんすけ) 出版社:主婦と生活社 価格:1,500円(税別)
掲載レシピ数:56
カレー 30レシピ
カレー味のおかず 26レシピ

中はこんな感じです。

インドカレーもタイカレーも大好き!でも日本のカレーを食べるとやっぱりホッとする~、という方にはこちらがお勧めです。カレー粉もスパイスも使わない、市販のルウで美味しく作るカレーの本。

日本では子供も大人も大好きなメニューの一つに挙げられるカレーですが、スペインではあまり馴染みのある味ではありません。中華料理店に行くとカレー味の炒め物があるとか、辛いものが食べられる人がインド料理屋さんでカレーを頼むとか、それぐらい。カレー粉やクミンパウダーはスーパーで買えますが、家でカレーを作る人なんて皆無に近いと思います。うちでもカレーを作るのは一年に一回ぐらい。
もっと家でカレーを食べたいのに・・・。というわけで「喝采!家カレー」。アマゾンで絶賛コメントを読んで、これなら「カレーって一皿食べきる前に飽きちゃうんだよね」という夫でも気に入ってくれるかも、という期待を込めて買いました。生クリームの入る「ビストロ風高級えびカレー」とかココナッツミルクの入る「タイ料理屋さんのココナッツカレー」あたりなら、カレーの味がまろやかになっておばあちゃんと夫にも食べやすいかな、と思います。

本書にはお手軽カレーから、じっくりウン時間煮込む本格カレーまで載っていますが、調理時間30分以内のものが6レシピ、30分~1時間以内が20レシピ、1時間以上掛かるものが4レシピです。
続編に10分程度でカレーが作れる「感動!炒カレー」と、香りにこだわった「絶品!香カレー」があります。

<目次>
家のカレーはもっとおいしくなるんだよ
この本のカレーは、市販のルウで作るんだ
市販のルウを使っておいしく作る、「番長流のオキテ」

Part 1 まずは、基本のカレー
基本のポークカレー/基本のビーフカレー/基本のチキンカレー/基本の野菜カレー/基本のシーフードカレー

Part 2 「お店みたい!」なカレー
スープカレー専門店のミートボールスープカレー/喫茶店のキーマカレー/インド料理屋さんの骨付きチキンカレー/料亭のまかない純和風カレー/定食屋さんのカツカレー/カフェのヘルシー豆カレー/ビストロ風高級えびカレー/洋食屋さんのハンバーグカレー/タイ料理屋さんのココナッツカレー/おそば屋さんの鶏肉カレー/ホテルのレストランのステーキカレー/バーの裏メニューの昆布だしカレー

Part 3 おもてなしカレー
一晩漬け込むポークカレー/赤ワインでじっくり煮込んだビーフカレー/華やか野菜カレー/ランチパーティ用ドライカレー

Part 4 ルウ別ベストカレー
「こくまろ」ベスト・なめらか野菜カレー/「バーモント」ベスト・かぼちゃのカレー/「2段熟」ベスト・さけと生クリームのカレー/「とろける」ベスト・焼きカレー/「ジャワ」ベスト・麻婆カレー/「ゴールデン」ベスト・納豆キムチのスタミナカレー/「ZEPPIN」ベスト・ぶり大根カレー/「ディナー」ベスト・すき焼きカレー/「ザ・カリー」ベスト・おふくろカレー

Part 5 カレー味のおかず
[カレー酢和え] ハムとキャベツのカレー酢和え/じゃがいもとごまのカレー酢和え/たこときゅうりのカレー酢和え/トマトと玉ネギのカレー酢和え
[サラダ&マリネ] むきえびとアボカドのカレーサラダ/ほうれん草のカレーサラダ/焼きナスのカレーマリネ/モッツァレラチーズのカレーみそマリネ
[グリル&ソテー] さばのカレー焼き/帆立のマヨカレー焼き/タンドリー風チキン/タンドリー風カリフラワー
[揚げ物&スープ] アスパラとえびの豚肉巻きカレーフライ/鶏手羽先のカレー風味竜田揚げ/ヨーグルトの冷たいカレースープ/あさりのみそカレースープ
[炒め物] きゅうりの中華風カレー炒め/オイルサーディンとオクラのカレー炒め/きのこたっぷりカレー炒め/コンビーフとキャベツのカレー炒め
[炒め物&煮物] れんこんのカレー炒め煮/切り干し大根のカレー炒め煮/豚肉のカレー角煮/カレー肉豆腐
[麺&パスタ] カレー焼きそば/カレーペペロンチーノ

Happy 家カレーコラム
今日のカレーは何カレー?
ボクは毎日食べている
カレーはコミュニケーション
水野家のカレー事情
カレー粉は便利な調味料
カレールウ図鑑



こちらが続編。
10分でカレーができる「感動!炒カレー」。


香りにこだわった「絶品!香カレー」。

2009/09/27

インド、カレーの旅


「インド、カレーの旅-本場の味を求めて、インドカレーめぐり」
著者:ミラ・メータ 出版社:文化出版局 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:54
北インドのカレー 11レシピ
西インドのカレー 11レシピ
南インドのカレー 9レシピ
東インドのカレー 10レシピ
その他 13レシピ

中はこんな感じです。

ミラ・メータさんの本、第3弾がこちら。題名の通り、インド各地のカレーが紹介されています。
「インドでは3食カレーを食べています」というだけあって、スープのようなあっさり軽いカレーから、お馴染みの豆カレー、どーんとインパクトのある丸ごとチキンカレーや丸ごとカリフラワーのカレーなど種類が豊富。カレーが大好き、でも日本のカレーは重いから・・・・、なんていう方もこの本のカレーならカレー三昧が楽しめますよ。

一冊目、二冊目に比べると工程写真は少なめですが、その代わりミラ・メータさんとスタッフがインドを周ったときに撮った市場や現地のレストランで食べたカレーなどの写真が載っています。私はインドには行ったことがないし、旅行記なんかを読むととんでもない話ばっかりで(笑)あまり行く気になれないんですが、ディープすぎないインドなら食べ歩きに行ってみたいなぁと思える本です。

カレーの料理本ですが、巻末にパン3種、米料理4種、チャツネ3種、薬味3種のレシピがあります。

<目次>
はじめに
インド料理はスパイスから
カレー作りのポイント

北インドのカレー
丸ごとチキンのカレー/チキン・ドゥ・ピヤッズ/カシミール・チキンカレー/ラムカレー/ビーフカレー/蓮根のカレー/じゃがいものカレー/ナブラタン・カレー/パニール・マタル/ロビア豆のカレー/ブラックウダド豆のカレー

西インドのカレー
丸ごとカリフラワーのカレー/ほうれん草と野菜のカレー/かぼちゃといんげんのカレー/とうがんとチャナ豆のカレー/ムング豆のカレー/西インドのヨーグルトカレー/えびカレー/あさりのカレー/まながつおのカレー/チキンと豆のカレー/ポーク・ビンダルー・カレー

南インドのカレー
たらのカレー/ピラフ詰めいかのカレー/あじのカレー/なすの酸っぱいカレー/キャベツとじゃがいものカレー/グリーンバナナのカレー/アビアル/サンバル/マドラス・チキンカレー

東インドのカレー
にがうりの肉詰めカレー/オクラのカレー/里芋のカレー/かぶといんげんのカレー/マスール豆のカレー/卵カレー/チキンカレー/かにカレー/マスタード風味のえびカレー/ぶりのカレー

カレーと楽しむパン、ライス、チャツネ、etc.
チャパティ/プリ/パラタ/レモンライス/チキンビリヤニ/グリーンピースライス/ブラウンライス/トマトチャツネ/グリーンチャツネ/ガーリックチャツネ/もやしのレモン風味/大根のレモン風味/しょうがのせん切り

インドの食はパワフルだ
お菓子
市場
屋台、ファストフード

もっと食べたいインド料理


「もっと食べたいインド料理」
著者:ミラ・メータ 出版社:文化出版局 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:41

中はこんな感じです。

以前紹介した「はじめてのインド料理」の続編です。
こちらはカレーのレシピは4つだけ。インド料理と言えばカレー、タンドリーチキン、サモサ、ラッシーぐらいしか思いつかなかいんですが、この本には米料理、おかず、サラダ、デザートなどがバランスよく紹介されていて「インドでは普段こんなものを食べてるのね」と、興味深いです。スパイスをたっぷり使った料理が多くて、インドってスパイスの国だなぁ、と改めて実感。

この本はページの上半分に日本語レシピ、間に工程写真があって、下は英語のレシピになっています。私は英語のレシピは見ないし、夫がこの本を見ながらご飯を作るなんてことは有り得ない(笑)ので英語バージョンは不要なんですが、料理好きの友達(スペイン人、日本語勉強中、インド料理も大好きという奇特な人)にはぴったりの一冊になりました。

とても興味深かったのは巻末にあるベジタリアンについてのコラム。インドでは約60パーセントの人がベジタリアンだと言われているそうです。そんなに多いなんてびっくり。またベジタリアンは「ベジタリアンの血」をもつ人々で生まれながらのベジタリアン、信条や好みの問題ではないんだそう。ってことは私が突然ベジタリアンに目覚めるなんてことはないわけですね。
ミラ・メータさんのお母様もベジタリアンだそうで、お姉さんが病気になって医者から卵を食べるように言われたとき、卵を調理する専用のフライパンを用意したそうです。(一度卵を調理したフライパンは普段の食事を作るときに使わない。)そこまでやるとベジタリアンが云々というより、面倒くさい人たちだなぁ、と思ってしまうんですが。

閑話休題。「はじめてのインド料理」は「もっと食べたいインド料理」よりもカレーのレシピが充実。おかずレシピは炒め物のみ。「もっと食べたいインド料理」は炒め物のほか揚げ物も充実しています。カレーレシピがもっと知りたい、という方は次に紹介する「インド、カレーの旅」がお勧めです。

<目次>
インド料理のための基本のスパイス14種
インドのティータイム「ナシタ」

カレー、ライス、パン
なすとじゃがいものカレー/たまごカレー/ガルバンソのカレー/ナッツとラムチョップのカレー/きのこピラフ/チキンと野菜のピラフ/キャベツライス/パラタ/アルパラタ

おかず
じゃがいものミント風味/にがうりの炒め物/ピーマンのポテト詰め/トマトのピラフ詰め/オムレツ/えびのマスタード風味/ご飯のスナック/じゃがいもの揚げボール/カテージチーズ入りポテトボール/さつまいものコロッケ/モグライサモサ/かぼちゃのスナック/インドの野菜天ぷら/野菜のカバブ/肉のカバブ/魚のカバブ/タンドリーチキン/ナルギシコフタ/

ライタ、サラダ
バナナライタ/ほうれん草のライタ/揚げナスのライタ/パニールサラダ/きゅうりとピーナッツのカチュンバル/フルーツチャット/桃と洋梨のチャツネ

飲み物、デザート
ニンブパニー/ブラックスパイスティーとシナモンミルクティー/ミルク寒天のデザート/クルフィ/かぼちゃのハルワ/シャカルパラ

インドの知恵と知識
インド人と食事
ベジタリアンとは
野菜と果物、ナッツの効果
インドの飲み物とお酒
アーユルベーダとは
スパイスを使った家庭療法

2009/09/25

イチバン親切なイタリア料理の教科書


「イチバン親切なイタリア料理の教科書」
著者:川上文代(かわかみふみよ) 出版社:新星出版社 価格:1,400円
掲載レシピ数:66
アンティパスト 23レシピ
パスタ 19レシピ
スープ&ピザ&リゾット 6レシピ
メインディッシュ 8レシピ
ドルチェ 10レシピ

中はこんな感じです。

こちらはメインディッシュのレシピ数が少ないので購入を迷ったんですが、美味しそうな写真、読み応えのある内容に引かれて思わず買ってしまいました。手打ちパスタ(フェットチーネ、オレキエッテ、トロッフィエ)、ニョッキ、パイ生地、ピッツァ生地の他、珍しいところではツナの油漬け、アンチョビ、パンチェッタ、ソーセージの作り方まで載っています。
パスタソースはほとんど目分量で作る癖が付いてしまっているのですが、ネットで川上文代さんの味付けは美味しいという評判をたくさん読んだので、初心に戻っていくつか作ってみようと思っています。

<目次>
第1章 イタリア料理の基本
イタリア料理とはどんなもの?
イタリア食材事典
各種だしのとり方(ブイヨン/魚のだし汁/クールブイヨン/子牛のだし汁/鶏のだし汁)
基本になる9つのアイテム(にんにくオイル/唐辛子オイル/ハーブミックス/パンチェッタ/ソフリット/トマトソース/ドライトマト/バジルペースト/グレモラータ)
パスタのゆで方と材料の下ごしらえ
基本になる野菜の切り方
調味料の計り方

第2章 アンティパスト
白身魚のカルパッチョ/牛肉のカルパッチョ/カポナータ/海の幸のサラダ/ブルスケッタ3種(鶏レバーのペースト/ピーマンのマリネ/カプレーゼ)/ライスコロッケ/たこの煮込み/雑穀米のサラダ/野菜のフリッタータ/なすとチーズのパルミジャーナ/香草パン粉焼き2種(いわしの香草パン粉焼き/はまぐりの香草パン粉焼き)/オーブン焼き3種(生ハムとチーズのオーブン焼き/ズッキーニのオーブン焼き/トマトのロースト)/あじの冷製マリネ/野菜のグリルパイ/バーニャ・カウダ/付け合せ3種(ほうれん草のムース/きのこのソテー/白インゲン豆の煮込み)

イタリアンレストランの格付けとメニュー構成
オリーブオイルの種類
どんな料理でも合うイタリアンドレッシングの作り方(イタリアンドレッシング/バルサミコドレッシング/アンチョビドレッシング)
シチリア州の料理と特色
酢の王様、バルサミコ酢をもっと知りたい!
パーティにも重宝!ブルスケッタバリエーション(リコッタとセミドライいちじくのブルスケッタ/ブラックオリーブのブルスケッタ/鶏肉のローズマリーローストのブルスケッタ)
ライスコロッケのバリエーションを楽しむ(ほうれん草とベーコンのライスコロッケ/いかスミライスコロッケ)
料理名が語るイタリア料理
イタリア料理作りに重宝する調理道具
簡単ソースで気軽にイタリアン(トマトとアンチョビのソース/野菜のソース/ホワイトソース)
イタリア料理には欠かせない、チーズのイロハ
イタリア料理に欠かせないハーブについて
エミリア・ロマーニャ州の料理と特色
オリーブオイルができるまで
残ったパイ生地で簡単アレンジ
ピエモンテ州の料理と特色
料理に合わせたにんにくの使い方

第3章 パスタ
トマトソーススパゲッティ(Variation フジッリのトマトソース和え マスカルポーネ添え/Arrange 娼婦風スパゲッティ)/ペペロンチーノ(Variation ペペロンチーノのトッピング)/ラザーニャ/サラダ仕立ての冷製パスタ/クリーム風味のフェットチーネ/アンチョビと菜の花のオレキエッテ/海の幸のパスタ/カルボナーラ/スパゲッティ・ミートソース(Variation じゃがいものニョッキ ミートソース和え)/4種のチーズのペンネ オリーブペースト添え/いかスミのパスタ/スパゲッティーニのバジルペースト和え(Arraneg トロッフィエのバジルペースト和え)/カボチャのニョッキ

パスタのゆで方のポイント
カンパニア州の料理と特色
マンテカーレ(乳化)とパスタの仕上がりの関係
パスタマシーンを使ったラザニア作り
ツナの油漬けの作り方
イタリア南北 パスタ事情を探る
アンチョビを作ってみましょう
パスタ作りにあると便利な道具
パスタの仕上がりにこだわってみよう
パスタの種類とソースの相性
ロンバルディア州の料理と特色
パスタの保存方法
リグーリア州の料理と特色
見ているだけで楽しい!ショートパスタいろいろ

第4章 スープ&ピザ&リゾット
ミネストローネ(Arrange ミネストローネのプチアレンジ)/厚焼きピッツァ(Arrange ナポリ風ピッツァ)/きのこのリゾット/ズッパ・ディ・ペッシェ

プリモ・ピアット(第1の皿)の謎
鶏のだし汁を使ったスープのリレーメニュー(大麦と野菜のスープ/ズッパディファジョーリ/ストラッチャテッラ)
ナポリピッツァの神髄とは?
イタリアの米と日本の米の違い
魚介類の下ごしらえ

第5章 メインディッシュ
ローマ風サルティンボッカ/鶏肉のカチャトーラ/魚介のフライ/いさきのロースト/子羊のグリル/いかの詰め物/自家製ソーセージ/トリッパの煮込み

イタリアのお酒について
ラツィオ州の料理と特色
丸鶏のさばき方のこつ
ヴェネト州の料理と特色
イタリアの魚介料理の特色
イタリアが誇るワインについて学ぶ
イタリアのパンいろいろ
専用グッズを使ってソーセージ作りにトライ
トスカーナ州の料理と特色

第6章 ドルチェ
ティラミス/ズコット/ボネ&アマレッティ/ズッパイングレーゼ/シチリア風カンノーリ/セミフレッド/ビスコッティ2種/パンナコッタ/プラリネ添えアッフォガート

キリスト教にまつわるイタリアのお菓子
黒い液体のドルチェ・エスプレッソについて

イチバン親切なスープとシチューの教科書


「イチバン親切なスープとシチューの教科書」
著者:川上文代(かわかみふみよ) 出版社:新星出版社 価格:1,400円(税別)
掲載レシピ数:112

中はこんな感じです。

こちらも「フランス料理の教科書」と同じぐらいお勧めの一冊です。
「料理の教科書」が初心者向け、「フランス料理の教科書」が料理にちょっと懲りたい人向けだとしたら、これは全てのスープ好きの皆様向けって感じでしょうか。日本、台湾、中国、韓国、インド、シンガポールから、フランス、スペイン、イタリア、ドイツ、イギリス、トルコ、アメリカ、メキシコ、エジプトまで、各国のスープが盛りだくさんです。
私が使いやすそうだなと思ったポイントは種類別にスープがまとまっていること。例えば今日はちょっとボリュームのあるスープがいいな、という時には「肉のスープ6種」、「魚のスープ5種」を見ればいいし、お豆を使いたいと思ったら「豆のスープ7種」にまとまっています。あっちを見たりこっちを見たりしなくていいので、レシピ選びがしやすそうだな、と。

載っているほとんどのレシピが、手に入る材料で作れると思いますが(常備しているかは別問題)、タイ、インドのスープにはタクライ(レモングラスの茎)、カー(しょうが)、パイマックルー(こぶみかんの葉)、カピ(小えびの蝦醤)、マックア(グリーンなす)、フェヌグリーク(甘い香りのスパイス)、タマリンドなどなど、これでもかという程、入手困難な材料が入ります。(日本でも普通のスーパーでは売っていないと思うんですがどうでしょう。)
でも代用も難しそうなのはせいぜい3~5レシピぐらいだと思います。

<目次>
第1章 スープの基本
スープの基礎知識
スープ作りに必要な道具
基本のブイヨンの作り方
基本の和風だしのとり方
基本の中華だしのとり方
基本のルウの作り方
コラム 済んだスープにするためにアク取りは必須

第2章 定番スープ
ビーフコンソメ(Arrange鶏のクネル入りビーフコンソメ)/ブイヤベース/ボルシチ2種(ロシア風ボルシチ/ウクライナ風ボルシチ)/コーンポタージュ(Arrangeコーンポタージュ風シチュー)/オニオングラタンスープ/牛タンシチュー/ミネストローネ(Arrange焼きミネストローネ)/ポトフ2種(牛すね肉のポトフ/鶏肉とガルバンソのポトフ)/ビーフシチュー/ヴィシソワーズ2種(ヴィシソワーズ/ゼリーコンソメ&ヴィシソワーズ)/クリームシチュー2種(クリームシチュー/ロールキャベツ風クリームシチュー)/ガスパチョ2種(赤パプリカのガスパチョ/黄パプリカのガスパチョ)/ミヨクッ2種(煮干しだしのワカメスープ/ワカメスープ)/トムヤムクン(Arrangeココナッツ風味のトムヤムクン)/ふかひれスープ(Arrangeレトルトを使ったふかひれスープ)/えびワンタンスープ

スープの歴史をひもとく
“完全なるスープ”コンソメが琥珀色になるまで
フランス・マルセイユの誇り「ブイヤベース憲章」とは
煮込んで作るスープを上手に仕上げるコツ
即席コーンスープをアレンジしてもっとおいしく!
欧米のスープを分類してみましょう
付け合わせをプラスしてスープを華やかに
スープに溶け出した旨味の秘密
スープによく合うおすすめのパン
肉の部位と料理での使い分け
スープの完成度を左右する食器選び
クリームシチューのワンポイントアレンジ(シチュードリア/パン・デ・シチュー/クリームコロッケ)
スパイスの個性を知って活用する
韓国の汁文化について
エキゾチックな魅力の東南アジアの食材
中国料理のスープのベースになる、中国のだし汁とは
わんたんのあんのバリエーション

第3章 スープのバリエーション
コンソメ5種(チキンコンソメ/清湯コンソメ/トマトのジュレコンソメ/魚のコンソメ/えびの蒸しコンソメ)/シチュー4種(グーラッシュ/ハッシュドポークシチュー/アイリッシュシチュー/フィッシュシチュー)/トマトスープ4種(ドマテスチョルバスローストトマトスープ/丸ごと焼きトマトスープ/トマトとにんじんのスープ)/ポタージュ10種(にんじんのポタージュ/かぼちゃのポタージュ/くるみのポタージュ/グリンピースのポタージュ/赤パプリカのポタージュ/カリフラワーとかぶのポタージュ/アスパラガスのポタージュ/ごぼうのポタージュ/ごまと豆腐のポタージュ/甘栗のポタージュ)/チャウダー3種(マンハッタンクラムチャウダー/ニューイングランドクラムチャウダー/ブラウンチャウダー)/コーンスープ3種(コーンスープアメリカ風/パオミータン/粒コーンスープ)

トマトのコンソメの残りでトマトソースを作る
スープのテイストで異なるとろみのつけ方

第4章 世界のスープ
豆のスープ7種(サンバル/レンズ豆のポタージュ/赤レンズ豆のスープ/チリコンカン/豆乳スープ/白いんげん豆のスープ/そら豆のスープ)/魚のスープ5種(ビスク/サーモンスープ/ズッパディペッシェ/サルスエラ/ムール貝のサフラン風味スープ)/肉のスープ6種(サムゲタン/肉団子のスープ/手羽先とレバーと麦のスープ/ボッリートミスト/シュルパ/オックステールスープ)/野菜のスープ5種(アクアコッタ/ポロねぎのスープ/モロヘイヤのスープ/冬瓜と白きくらげのスープ/サヴォア風スープ)/辛いスープ5種(チゲ風スープ/トルティーヤスープ/サンラータン/ラクサ/ラッサム)/冷たいスープ3種(パプリカとマンゴーのスープ/メロンのスープ/きゅうりとヨーグルトのスープ)/きのこのスープ3種(びっくりきのこのポットパイ/ポルチーニ茸のカプチーノ風味/グリルきのこのスープ)/簡単スープ3種(中国風かきたまスープ/ソパデアホ/ストラッチャテッラ)

世界の豆を分類すると・・・
手軽に本場の味に近づける、市販ブイヨンのいろいろ
バラエティ豊かな味になる浮き実のいろいろ
おいしいだしの宝庫!乾物はスープに必須
溶き卵の入れ方で味わいが変わる

第5章 日本の汁物
かす汁2種(鮭のかす汁/牡蠣のかす汁)/雑煮2種(すまし仕立ての雑煮/白味噌仕立ての雑煮)/船場汁2種(あらを使った船場汁/一夜干しを使った船場汁)/いわしのつみれ汁/冷や汁と麦ごはん/なかみ汁/けんちん汁/のっぺい汁/豚汁/納豆汁/せんべい汁/呉汁/アーサー汁/れんこんもち入り味噌汁/かぶのみぞれ汁/すいとん汁

日本の汁物の歴史と、各地の汁物紀行
だしの材料、調味料にこだわる!
ハレの日を華やかにする飾り切り
味噌の個性に合わせた使い分けのススメ

ポーク・チョップのクレオペッパー・ガーリック


元レシピではかじきまぐろを使っていますが、ポークチョップで。
マリネ液に結構な量のタバスコ(6人分で大さじ3)が入るんですが、おばあちゃんが辛いものは食べられないのでかなり控えめに入れました。お肉は一晩マリネしたんですが、焼き上がりを食べたらほとんど辛味を感じなかったので、もう少し入れても良かったかなー、という感じ。
お肉にかかっているのはクレオペッパー・ガーリックマヨです。おばあちゃんは基本的にソース類をお肉や魚にかけないのでこちらにはタバスコをもうちょっと多めに入れました。にんにくが効いて、ほのかな辛味と酸味がありお肉との相性もばっちり。美味しかったです。でもこれ、言ってみれば味付きマヨネーズ。怖くてカロリー計算なんてできません(汗)。

参考 「みんなうきうき!テーブルいっぱいのレシピ」
p. 56 かじきまぐろのクレオペッパー・ガーリック
p. 64 ポテトサラダ エドママスタイル

餃子と炒飯


スペインで初・餃子です。なぜなら私が住んでいる場所では餃子の皮が売っていないから。スペインではお昼ご飯がメインなので、餃子を食べようと思ったら朝から餃子の皮作りをしないといけないんですよ。(なんだかだるいでしょ?)

「料理の教科書」の餃子を見て「一度ぐらい作ってみるかな」と重い腰を上げたんですが。。。 がーん。うちには薄力粉がない。これだけ料理の本があれば一冊ぐらい強力粉だけで皮作りをしている本があるんじゃないかとあれこれ見てみましたが、やっぱり薄力粉と強力粉を混ぜて作るのが基本のようです。

参考にしたのは;
「イチバン親切な料理の教科書」 強力粉80g、薄力粉40g
「山本麗子の人気の中華おかず」 強力粉500g、薄力粉500g
「ウー・ウェンの北京小麦粉料理」 餃子(水餃子) 強力粉200g、ゴーティエ(焼き餃子)薄力粉200g
「素材で引ける今夜のおかず大事典」 強力粉150g、薄力粉50g

結局、強力粉だけで作っちゃいました。ははは。
味の方は・・・美味しい~、と私個人としてはかなり高得点。ただやっぱり皮がもちもちしていて水餃子向きかな、という感じがしました。夫は美味しいとは言ったもののあまり数が進まず。おばあちゃんもあまり感動もなく黙々と完食。時間が掛かる料理に限ってウケがいまいちなんですよねぇ。

ちなみに念のため作っておいた炒飯は大好評でした・・・。(餃子と炒飯に対する気合が9対1ぐらいだったのでちょっと脱力。)こちらも「イチバン親切な料理の教科書」を参考に。

以前、餃子のことを中華風ラビオリと紹介しているのを見て、「えー、こじつけっぽーい」と思っていたんですが、夫に「なんだと思う?」と聞いたら「パスタの一種」という回答が。中華風ラビオリって言い方もあながち適当ではなかったんですね(笑)。

参考 「イチバン親切な料理の教科書」
p.189 餃子
p.195 五目チャーハン