お米で新鮮イタリアン

「お米で新鮮イタリアン」
著者：パンツェッタ・ジローラモ、パンツェッタ・喜久子　出版社：講談社　価格：1,700円（税別）
掲載レシピ数：60

中はこんな感じです。

スペインとは違ってイタリアはリゾットが有名なので「イタリアにお米料理ってあるの？」という人はまずいないと思いますが、お米を使ったサラダ、スープ、デザートまであるってご存知でしたか？

この本はイタリアのお米料理だけをまとめた一冊。うちでもかなり活躍しています。赤ワインで作るアマローネのリゾットはナツメグと赤唐辛子のバランスが良くて絶品。夫はワインを飲まないのですが、最後にパルメザンチーズが入るせいかなんとか食べられるみたいです。おばあちゃんと私には大うけでした。
柚子風味のすずきのリゾットはさっぱりして白ワインとぴったり。どれもシンプルな材料で思い立ったらすぐ作れるものばかりです。

バターとオリーブ油たっぷりのイタリア風、多人数分の作り方、炊いたご飯を使う作り方、あっさり味に仕上げる作り方も載っているので好みやシチュエーションで使い分けできます。

＜目次＞
ジローさんちの簡単米料理
モッツァレラご飯/あっという間のトマトご飯3種/チャンフォッタ風海鮮丼

リゾット
さぁ、本格的なお米料理のはじまり。まずはリゾットです。その前に、3人の米料理名人を紹介します。
ガブリエレ名人に習う本格的リゾットの作り方
まだまだこんな方法もあるのです。
アマローネのリゾット/バルサミコ酢のリゾット/ポロねぎのリゾット/フェンネルとそら豆のリゾット/煙のリゾット/ビーツのリゾット/ポルチーニきのこのリゾット/ゴルゴンゾーラとほうれん草のリゾット/カボチャのリゾット/アーティチョークのリゾット/レモンとミントのリゾット/イーゾラ風リゾット/ガブリエレ風盛り付け/バラの花のリゾット
イタリアのお米大使、ガブリエレはヴェローナの元気印のシェフ。
ボンゴレのリゾット/えびとトレヴィスのリゾット/スモークサーモンのリゾット/柚子風味のすずきのリゾット/いかとグリーンピースのリゾット/いかすみリゾット/温泉豆腐のリゾット/嬉野茶のリゾット/うなぎのリゾット
嬉野温泉で奮戦す。陽気なイタリア人シェフ、グイド・オルベン。
いちごのリゾット/柿のリゾット/栗のリゾット/余ったリゾットで作るお焼き

スープ
お米とズッキーニのかき玉スープ/米入りミネストローネ/米とキャベツのミネストラ/米とレンズ豆のスープ/お米とポテトのスープ

冷やご飯で作ります
野菜の米サラダ/海の幸の米サラダ/米コロッケ　アランチーノ/米のだんご入りスープ/ほうれん草入りお米のトルタ/ご飯のグラタン/ピノキオライス/お米を詰めたムール貝

伝統の米料理
金メダル級ミラノ伝統のゴールデンコンビ　ミラノ風リゾット
墓場の死人もよみがえるこってり味！　ペアラソースがけピラフ
ジローさんちに伝わるナポリのお祝い料理　サルトゥ
器の名前が料理名になった南イタリアのごちそう　バーリ風ティエッラ

デザート
お米の甘いスープ/米の揚げ菓子/米のティラミスー/米のプディング/シミリさんの米プディング/マンマ・アダの米ケーキ/シチリアの黒い米/愛のアーモンドサブレ

よりおいしく米料理。だからブイヨンのとり方
野菜のブイヨン/チキンブイヨン/魚のブイヨン

エッセイ
炊飯器は、思い出への扉だ。
ナポリでは、米料理はごちそう。だから、僕、米料理、大好きです。
リゾットの円周
イタリアのお米フェスティバルに行ってきました。
イタリアの米・最古の精米所を訪ねて