2009/08/14
19時から作るごはん
「19時から作るごはん」
著者:行正り香(ゆきまさりか) 出版社:講談社 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:39
中はこんな感じです。
「ワインパーティをしよう。」と同じ頃に買った本です。
行正り香さんも「はじめに」で、「家庭用ファーストフードメニューであるこの本」と呼んでいますが、19時に家に着いて30分でパパッと夕飯にしましょう、というコンセプトで作られています。残業、残業で疲れきってるキャリアウーマン、育児に追われて食事作りが億劫になっている主婦、料理に苦手意識のある方なんかにはすごく参考になりそうです。が、お料理好きな専業主婦やお料理が得意で普段から30分ぐらいで食事を作ってしまう、という人には物足りないかな。
目次を見て頂ければわかると思いますが、どれもとてもシンプル。思い立ったらすぐ作れそうな料理が多いです。ただ「ワインパーティをしよう。」でも気になったのですが、行正り香さんって油の使い方が豪快!海外暮らしが長いせいか、オリーブオイルが好きなのか、太らない体質でカロリーは気にしない方なのか。。。 「仕上げにE.V.オリーブオイルをまわしかける」というものが結構多いです。(特に「ワインパーティをしよう。」)
それから行正り香さんと言えばエッセイ。レシピよりもエッセイ目当てで買う人もいるとか。
中でもお母様「よし子」さんの話は時にしんみり、時に爆笑。私が本を書店で確認せずに購入する気になったのは、何を隠そうアマゾンの「なか見!検索」で読んだ「おうちに帰って、ごはんにしよう」のエピソード。「こうしてきちんと心を込めて焼いた魚でも「いまいちおいしくない」と父からクレームがつくときがあります。するとよし子は「私の責任ではございません。魚の責任です」と言います。」という一文です。
一生懸命作った料理にクレームがつくと結構落ち込みますよね。そんな時、よし子さんのようにさらっと責任転嫁して忘れちゃえたら旦那さんも自分もハッピーだなぁ、と。見習いたいです。
「なか見!検索」ではよし子さんの「買い物で値切るコツ」も載っていますので興味のある方はアマゾンでどうぞ。
本書の分量は基本2人分(子供のいない共働き夫婦向け?)。オムレツは1人分(1人分ずつ作った方が形がきれいだから。)、ジェノバソース、豆カレーは10人分です。(豆カレーは週末に作って冷凍しておき、レンジでチンするのを想定しています。)
<目次>
はじめに
チーズオムレツメニュー
チーズオムレツ/トーストしたパン/アスパラガスのオランデーズ風
洋風炊き込みご飯メニュー
洋風炊き込みご飯/いんげんとむきえびのマヨネーズサラダ
冷凍干物メニュー
冷凍干物酒焼き/こんにゃくピーマン煮/レンジ青菜のごまあえ/ゆずこしょう奴/トマトと卵の炒め物/しじみのみそ汁
サラダメニュー
いろいろ野菜のサラダ/ポークソテーご飯
ガーリック・リブのオーブン焼きメニュー
ガーリック・リブとじゃがいものオーブン焼き/クレソンサラダ/アーリオ・オーリオ
チキンカリカリソテーメニュー
チキンカリカリソテー/ハニードレッシングサラダ/トマトパン
和風ビビンバメニュー
和風ビビンバ/わかめスープ/ほうれん草ナムル
失敗しないカルボナーラスパゲティメニュー
失敗しないカルボナーラスパゲティ/コロコロサラダ
魚のガーリックソテーメニュー
魚のガーリックソテー/トマトとルッコラのサラダ/アーモンド風味のバジルソース・パスタ
豆カレーメニュー
豆カレー/半熟ゆで卵/スピードコールスロー
よし子のハンバーグメニュー
よし子のハンバーグ/じゃがいもといんげんのオリーブオイル蒸し/なるたけ薄切りトマトサラダ
おまけの和風おかず 煮物x6
基本のだしのとり方
肉じゃがの六ちゃん煮/竹の子と手羽の六ちゃん煮/れんこんといんげん、えびの七ちゃん煮/鶏だんごとねぎ、白滝の七ちゃん煮/かぶと揚げの八ちゃん煮/ほうれん草と揚げ豆腐の八ちゃん煮
Column
道具の話
週1回・買い物のおすすめ
週末の仕事―ガーリックミックス/ご飯
調味料
わが家のスーパー・冷蔵庫と冷凍庫
音楽のこと
おわりに
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