2009/08/11

鶏肉のペピトリアソース


私の記憶に間違いがなければ日本では鶏のモモ肉がムネ肉より高かったと思うのですが、スペインでは逆。ムネ肉の方がお値段が高く、スペイン人も比較的ムネ肉を好む人の方が多いようです。不思議ですよね、日本ではパサつくからと敬遠されがちな部位なのに。健康志向なんでしょうか?

ムネ肉の方が好まれる理由の一つではないかと私が勝手に推測しているのが下処理にかかる時間です。ムネ肉は脂肪がついてはいるものの取り除くのに要する時間はせいぜい5分ぐらい。大した手間ではありません。一方、モモ肉は。。。。 絶句。初めてスペインでモモ肉を買った時、下処理に時間が掛かり過ぎてメニューの変更を余儀なくされました。調理が楽な分、人気も値段も高いのでは?と思っているのですが。真相はナゾ。

うちでは夫はムネ肉、おばあちゃんは鶏手羽、私はモモ肉が好きなので適当に異なる部位をローテションで買ってきます。

こちらはこの前スーパーで見つけた鶏肉の半身。にわとりさんが半分になってるのわかります?

これを裏返すと・・・。内臓の残りらしきものや脂肪がたっぷり。

捨てる部分がこんなにたくさん。。。- -;

そのままではお鍋に入らなかったので二つに切って作ったのが一番上の写真「鶏肉のピペトリアソース」です。レシピでは玉ねぎ、小麦粉を1と1/2カップの白ワイン、5カップのお湯、ローリエで1時間煮込むとあったんですが・・・「6カップ以上の水分??多過ぎない??」というわけで勝手に水分もソースを煮詰める時間も減らしました。(だから本の写真とは見た目がかなり異なります。。。)

ペピトリアを辞書で引いたところ「鶏の黄身ソース煮込み」とありましたが、うちにあるスペイン料理の本(スペイン語)を参照したところペピトリアソースというのはゆで卵とアーモンドを使ったソースのことらしいです。「うさぎのペピトリアソース」という料理が載っていました。

元レシピではアーモンドを全てミキサーで粉にしてソースにしていたのですが、半量をミキサーでソースに混ぜ込み、半量を粗く砕いて上から振り掛けたところ、ナッツ類が好きな夫に好評でした。ソース自体もコクがあって美味しかったです。

参考「スペイン 熱い食卓-本場仕込のやさしい家庭料理」
p.71 鶏肉のペピトリアソース


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