2009/09/22

イチバン親切なフランス料理の教科書


日本から送った本が届きました~!

皆さん、海外に書籍を送るときは何を利用していますか?私は今まで船便で食品と一緒に送っていたんですが、今回かなりの重量になったので「特別郵袋印刷物」として送ってみました。これだと書籍しか送れない代わりに普通に送るよりも多少安くなります。

特別郵袋印刷物に関してあまり情報がなく戸惑いましたが、送り方は簡単。本を箱詰めにして(封はせずに)郵便局に持っていき、中身が書籍だけであることを確認してもらいます。郵便局で特別郵袋印刷物用の袋(重い!)をくれるのでそれに箱ごと入れて重さを量ってもらい料金を支払って終わり。航空便、SAL便、船便から選べます。

注意1  袋の重量分もお金を取られるので、できるだけ1つの箱にまとめた方が良いと思います。(スペインは30kgまでOKなんですが、私は、あまり詰めすぎたら箱が壊れるんじゃないか、袋が破けるかもしれない、と余計な心配をして、16kgと9kgに箱を分けてしまいました。破けるようなやわな袋ではありません。)

注意2  箱が袋に入らないと送れませんが、スーパーで山積みになっているような箱(果物とかの)なら問題なく入ります。心配な場合はあまり高さのない横長の箱を選ぶと良いと思います。

注意3  送り状は手に乗るぐらいの紙が一枚。(←複写式ではない。)控えは郵便局側にも送付者側にも残りません。郵便局で、届かない場合は何で問い合わせするのか聞いたところ、レシートを見て送付日、送付先、重量などを連絡してください、とのこと。(そんな情報で荷物が探し出せるのかは疑問ですが。)

注意4  郵便局で、送り状がなくなった場合に備えて、段ボールにも送り先を書くよう言われました。特に指示がなくても書いておいた方が無難です。

注意5  特別郵袋印刷物は取り扱いのある郵便局が限られています。取り扱いのない郵便局に電話で問い合わせをしてもまともな解答は得られません。取り扱いの有無はこちらでご確認ください。

というわけで記念すべき一冊目として紹介したいのはこちら、
「イチバン親切なフランス料理の教科書」です。
著者:川上文代(かわかみふみよ) 出版社:新星出版社 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:73
ソース 8レシピ
付け合せ 15レシピ
前菜 18レシピ
肉料理 14レシピ
魚料理 12レシピ
スープ 6レシピ

中はこんな感じです。

結婚してからというもの創作料理やなんちゃって料理が多かったんですが(汗)、基本に戻ってクラシックなお料理を、と「教科書シリーズ」を買ってきました。ネットでよくレビューを見かけるのはパンの教科書、お菓子の教科書、スイーツの教科書なんですが、うちはオーブンに難ありなので今回は購入を見送り。登場回数の低い和食も次回以降に持ち越し。というわけで以下4冊を購入しました。

イチバン親切な料理の教科書
イチバン親切なイタリア料理の教科書
イチバン親切なスープとシチューの教科書
イチバン親切なフランス料理の教科書
※イチバン親切な料理の教科書の内容は和食、洋食、中華です。

中でも期待度・大はもちろんフランス料理の教科書。盛り付けが素敵で、見ているだけでも幸せ~。特にオススメは第4章の魚料理です。美味しそうで、私にも作れそう(ここがポイント!)な料理が結構あるのでどれから作ろうか迷ってしまいます。今日早速この本から一品作ってみたので後ほどアップします♪

各地方の特色や食材、フランス料理のコツとポイントが満載なので、これ一冊でかなりフランス料理に詳しくなれそうです。

唯一残念なのはデザートが載っていないこと。フランスのデザートって・・・ミルフィーユ、クレープ、タルトタタン、ガトーショコラ??(うちの夫はミルフィーユはミロッハス(mil hojas)というスペインのデザートだと主張していますが(笑)。)でもその分、肉料理、魚料理が充実しているので個人的には満足です。


※フランス料理に関する薀蓄やポイントは各レシピの間に載っていますが、料理名の後にまとめて記載しました。
<目次>
第1章 フランス料理の基本
さまざまな顔を持つフランス料理
調理で使う基本の道具
調理で使う基本の調味料
フランス料理の基本となるだし汁
フランス料理のベーシックソースレシピ
知っておくと便利な付け合せの作り方

第2章 前菜
貝と野菜のテリーヌ(Variation きのこのテリーヌ)/ニース風サラダ/赤パプリカのムース、トマトのクーリ添え/レンズ豆のサラダ、ホットドレッシング添え/豚肉のリエット、トーストと野菜添え/スモークサーモンのムースとスティック野菜のサラダ/生牡蠣のジュレ、サワークリームソース/鶏のレバームース/ビーツとにんじんと根セロリのサラダ、3種盛り合わせ/野菜のギリシャ風マリネ/ほうぼうと柑橘のティエド/スクランブルドエッグ、バスク風/そば粉のガレット/海の幸とほうれん草のキッシュ/チーズと牡蠣のスフレ、ヴェルモット・ソース添え/トマトの詰め物のオーブン焼き/ベーニェ&白身魚のフライ、グージョ仕立て

フランス料理の歴史(~18世紀)
基本のだし汁フォン・ド・ヴォ
サラダに欠かせない!葉もの野菜がズラリ
見た目も楽しい!簡単盛りつけのあれこれ
きのこの持つ独特の香りがアクセント
これだけ覚えれば安心!野菜の準備
風味付けの天才!香り豊かなハーブ
海の恵みをもっとおいしく!魚介類の下処理
ブルゴーニュ、ローヌ・アルブ地方の特色
フランス生まれのワインのこと
フランス料理調理法-“煮る”編-
スープの原点といわれる、ブイヨンについて
南西部の特色
ブルターニュ地方の特色
アルザス、ロレーヌ地方の特色
ソースや濃度をつけるときに活躍するルウ
あると重宝するにんにくオイルの作り方
フランス料理のコースの仕組み

第3章 メインの肉料理
鴨のオレンジソース、グラタンドフィノワ添え/チキンのポーピエット、シュープレームソース/シュークルート/コンフィ/豚肉のオージュ谷風/ローストポークの赤ワインソース、ズッキーニのムース添え/牛フィレ肉のステーキ、いちじくソース、フォワグラ添え/牛肉の赤ワイン煮、ブルゴーニュ風/ローストチキン、グリンピースの煮込み添え/鶏肉のフリカッセ/子羊肉のポワレ、エストラゴン風味/クスクスと子羊の煮込み/鶏のグリエ、ディアーブル風

フランス料理の歴史(18~20世紀前半)
TPOに応じたレストランの選び方
フランス料理用語 -食材編-
フランスのあちこちで見かける、豚肉加工品店
料理にさまざまな香りを与えてくれる名脇役
ノルマンディー地方の特色
牛肉の部位と牛フィレの部位
ベリー・レアからウェルダンまで肉の焼き方
ピカルディー、シャンパーニュ地方の特色
ロース糸の上手な使い方
フランス料理用語 -料理名編-
フランス料理特有の材料、子羊のすべて
野菜をエレガントな形に大変身させましょう
丸鶏の正しい下処理=アビエ

第4章 メインの魚料理
魚の野菜詰めロースト、赤パプリカソース/いかの煮込み、セート風/サーモンのパイ包み焼き、ソース・ショロン/舌平目のデュグレレ/たいの塩包み焼き、アンチョビソース/白身魚の香り焼き、ポワロソース/糸よりのソテー、うろこ仕立て/魚介類の海藻蒸し/さばのムニエル、トマトとバジル風味/まぐろのポワレ、プロヴァンス風/オマールえびのアメリケーヌソース/ブイヤベース

フランス料理の歴史(20世紀後半~21世紀)
合わせバターのいろいろ
下ごしらえ&仕上げの調理法をおさらい
パイ生地、ブリゼ生地のバリエーション
パスタマシーンで手作りヌイユに挑戦
フランス料理ならではの食材、ジビエとは?
フランスでよく食べられるチーズたち
バターの形状変化と澄ましバターの作り方
魚の旨味がたっぷりしみ出たフュメ・ド・ポワソン
フランス料理の調理法 -“焼く・炒める”編-
パン・トラディショネルの解体図
食後のお楽しみ!フランス流デザート
プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方の特色

第5章 スープ
ロレーヌ風ポテ/鶏のクネル入りビーフコンソメ/オニオン・グラタン・スープ/魚のスープ/ヴィシソワーズ/カリフラワーとクレソンのポタージュ

フランス料理用語集

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