2009/09/27

もっと食べたいインド料理


「もっと食べたいインド料理」
著者:ミラ・メータ 出版社:文化出版局 価格:1,600円(税別)
掲載レシピ数:41

中はこんな感じです。

以前紹介した「はじめてのインド料理」の続編です。
こちらはカレーのレシピは4つだけ。インド料理と言えばカレー、タンドリーチキン、サモサ、ラッシーぐらいしか思いつかなかいんですが、この本には米料理、おかず、サラダ、デザートなどがバランスよく紹介されていて「インドでは普段こんなものを食べてるのね」と、興味深いです。スパイスをたっぷり使った料理が多くて、インドってスパイスの国だなぁ、と改めて実感。

この本はページの上半分に日本語レシピ、間に工程写真があって、下は英語のレシピになっています。私は英語のレシピは見ないし、夫がこの本を見ながらご飯を作るなんてことは有り得ない(笑)ので英語バージョンは不要なんですが、料理好きの友達(スペイン人、日本語勉強中、インド料理も大好きという奇特な人)にはぴったりの一冊になりました。

とても興味深かったのは巻末にあるベジタリアンについてのコラム。インドでは約60パーセントの人がベジタリアンだと言われているそうです。そんなに多いなんてびっくり。またベジタリアンは「ベジタリアンの血」をもつ人々で生まれながらのベジタリアン、信条や好みの問題ではないんだそう。ってことは私が突然ベジタリアンに目覚めるなんてことはないわけですね。
ミラ・メータさんのお母様もベジタリアンだそうで、お姉さんが病気になって医者から卵を食べるように言われたとき、卵を調理する専用のフライパンを用意したそうです。(一度卵を調理したフライパンは普段の食事を作るときに使わない。)そこまでやるとベジタリアンが云々というより、面倒くさい人たちだなぁ、と思ってしまうんですが。

閑話休題。「はじめてのインド料理」は「もっと食べたいインド料理」よりもカレーのレシピが充実。おかずレシピは炒め物のみ。「もっと食べたいインド料理」は炒め物のほか揚げ物も充実しています。カレーレシピがもっと知りたい、という方は次に紹介する「インド、カレーの旅」がお勧めです。

<目次>
インド料理のための基本のスパイス14種
インドのティータイム「ナシタ」

カレー、ライス、パン
なすとじゃがいものカレー/たまごカレー/ガルバンソのカレー/ナッツとラムチョップのカレー/きのこピラフ/チキンと野菜のピラフ/キャベツライス/パラタ/アルパラタ

おかず
じゃがいものミント風味/にがうりの炒め物/ピーマンのポテト詰め/トマトのピラフ詰め/オムレツ/えびのマスタード風味/ご飯のスナック/じゃがいもの揚げボール/カテージチーズ入りポテトボール/さつまいものコロッケ/モグライサモサ/かぼちゃのスナック/インドの野菜天ぷら/野菜のカバブ/肉のカバブ/魚のカバブ/タンドリーチキン/ナルギシコフタ/

ライタ、サラダ
バナナライタ/ほうれん草のライタ/揚げナスのライタ/パニールサラダ/きゅうりとピーナッツのカチュンバル/フルーツチャット/桃と洋梨のチャツネ

飲み物、デザート
ニンブパニー/ブラックスパイスティーとシナモンミルクティー/ミルク寒天のデザート/クルフィ/かぼちゃのハルワ/シャカルパラ

インドの知恵と知識
インド人と食事
ベジタリアンとは
野菜と果物、ナッツの効果
インドの飲み物とお酒
アーユルベーダとは
スパイスを使った家庭療法

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