2009/10/03

だれか来る日のメニュー


「だれか来る日のメニュー」
著者:行正り香(ゆきまさりか) 出版社:文化出版局 価格:1,600円
掲載レシピ数:56

中はこんな感じです。

行正り香さんの本て、型破りのレシピがあったり、エッセイでお母様を「よし子」と呼んでいたりで、人によっては拒絶反応を示すようですが、その分、人気も絶大。
私は行正さんのエッセイの奔放な感じや、メニュー形式のレシピ構成、家族での団欒が見えそうな写真の数々、お酒好きというところにも大いに共感できて(笑)好きです。お母様に関するエッセイなんて最高。

行正さんのおもてなしの本は他に「ワインパーティをしよう。」を紹介しましたが、「だれか来る日のメニュー」の方が気軽な感じです。
「だれか来る日のメニュー」はメインがいわゆる大皿料理が多いので、出来上がったらそのままテーブルに出して各自でサーブしてもらえばOK。「ワインパーティをしよう。」にも大皿料理はありますが、それぞれのお皿に盛り付けて出す料理が多いので、その分ちょっと面倒。「ただ盛るだけ」とは言っても人数が多いと時間も取られるし、折角美味しくできた料理が盛り付けで台無しになったら泣きたくなりますからね。

この本のレシピはまだ試していないんですが、是非とも挑戦してみたいのが「旬の魚の塩釜蒸し」です。材料は魚と卵白、塩、にんにく、ローズマリー。メレンゲさえ作ればあとはオーブンに入れるだけという簡単さなのに見た目が豪華なので友達を呼ぶときに作ったら目を引くこと間違いなしです。作るのが楽しみ~。
その他、スペインでウケが良さそうなのは、はまぐりとじゃがいものトマトソース蒸し、スペアリブのゆっくり焼き、鮎のバター焼き、薄焼きピザ、チキンとじゃがいものローズマリー焼き、など。それからデザート類も喜んでくれそうです。

各レシピには本日のお酒、本日のBGM、それから作る手順が載っているので、作り慣れない料理が何品もあってどこから手をつけてよいのか迷う、なんてこともなさそうです。

<目次>
おいしいものを作るための基本10原則

ジェノヴァ・メニュー GENOVA MENU
はまぐりとじゃがいものトマトソース蒸し/旬の野菜のローストベジタブル/バジルソースのパスタ/旬の魚の塩釜蒸し/バナナのパルフェ

スパニッシュ・メニュー SPANISH MENU
マッシュルームのカヴァ蒸し/たこのガーリックソテー/チキンとあさりのパエリャ/トマトと玉ねぎのサラダ/プリンNO.6

アメリカン・メニュー AMERICAN MENU
プチトマトのブルスケッタ/グレープフルーツと帆立貝のサラダ/七輪ステーキ/チョコレートケーキ

チャイニーズ・メニュー CHINESE MENU
変りピータン豆腐/ほうれん草のガーリックソテー/豚バラ肉と鶏肉のセロリ蒸し/のりのガーリックスープ/やわらか杏仁ゼリー

ジャパニーズ・メニューJAPANESE MENU
エリンギだけのフライ/つみれ鍋とうどん/ゆずのシャーベット

シシリアン・メニュー SICILIAN MENU
いんげんとマッシュルームのサラダ/プチトマトのパスタ/いわしのオーブン焼き/チョコレートのスフレグラス

カリフォルニア・メニュー CALIFORNIA MENU
あさりとムール貝のワイン蒸し/パルメザンサラダとガーリックブレッド/スペアリブのゆっくり焼き/アーモンドタルト

ジャパニーズ・ニュー JAPANESE MENU
簡単えびしんじょ/ささ身とねぎのサラダ/鮎のバター焼き/鮎ご飯/なすとみょうがのみそ汁/なすの即席漬け/抹茶だんごのあずきあえ

ナポリタン・メニュー NAPOLITAN MENU
たけのこのバターソテー/まぐろ、アボガド、トマトのサラダ/薄焼きピザ/アイスクリームのエスプレッソがけ

プロヴァンス・メニュー PROVENCE MENU
野菜のスープ/アスパラガスのサラダ/チキンとじゃがいものローズマリー焼き/カラメルりんごのアイスクリーム添え

煮物オンパレード・メニュー NIMONO ON PARADE MENU
里芋の煮物/小松菜と油揚げの煮物/なすの煮物/ひじきの煮物/たけのこの煮物/切干し大根の煮物/よし子のコロッケ/おいしい白いご飯/しじみのみそ汁/きゅうりの即席漬け/あずきかん

私のベランダ活用法
私のおすすめのワイン
おいしい照明
週末の朝ごはん

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